PC・IT業界の成長と成熟に伴い、デバイスの普及という観点では、一家に一台を足掛かりとして、個人に一台、そしてスマホやモバイル端末といった形態に展開しながら、個人が複数の端末を使用する時代が現実の物となりました。
サービスの側面ではWEB2.0からのソーシャルメディアの普及、Wi-Fiサービスの拡充、windows10へのリプレース、キャッシュレス電子決済の流れを経て、現在はテレワークに端を発する、リモート接続、VPN環境、WEB会議等の様々なシステムやWEBサービスの需要が高まっています。
PC・IT業界では、ハードウェアの普及支援という側面から各種サービスの運用支援や機器のメンテナンスという形へとニーズの移行が進んでいます。
このハードウェアの進化とコンテンツの追従の循環するサイクルを基調として、シニア世代の増加やオフィス内でのIT環境の重要性が 見直される中、今後も業界のさらなる成長が予測されます。
PC・ITは今や人々の生活になくてはならない技術、まさに社会インフラの一部となりました。この高まる期待と需要の中、地域社会に対し、PC・IT分野を通して貢献していくことが、弊社の使命と考えております。
きむらパソコンは、いわばIT難民の受け皿です。コロナ禍起因のテレワーク文化にはじまり、社内サーバのクラウド化、昨今では電子帳簿保存法の改正、インボイス制度、こうした時代の潮流に晒される中小企業、個人事業主への負担は察するに余りあります。
また、一般家庭においても、スマートフォン等のデバイスはキャリアガラケーと違い店舗に赴いたところで操作を教えてはくれません。壊れているのか、設定ミスなのかの判別も付かない中、途方に暮れ、半ば諦めて不調なデバイスを使い続ける方々がたくさん居ます。
きむらパソコンはただの修理屋ではなく、そうしたITの「困った!」を解決する地域の相談屋として己を位置づける事で、「モノの修理」以上のご満足をいただいているのです。
その源流にあるのは、画一化されたサービスでは掬えないニーズを解消し、喜んでいただきたいという奉仕心のみですが、そうしてまで顧客満足にこだわる姿勢こそが、巨大資本系との差別化を生み、結果的に今日まで当社を大きくしてきたのです。
よって、当社はこれからも顧客の満足にこだわります。
定義は様々ですが、当社では 「仕事にこだわれる事」と「チーム意識の有無」がひとつの分水嶺だと考えます。
仕事へのこだわりとは、与えられたタスクをただこなすではなく、どうすれば自分の仕事に付加価値を持たせられるか。それは、お客様目線に立って考えて別角度からプラスアルファの提案をする事かもしれませんし、妥協を許さない職人気質で作業に望む事かもしれません。
チーム意識の有無とは、前述のこだわりを抱く中でも、傲慢さや慢心を抱かずに、目標の為に己がプライドを抑えて協調性を選び取れるかどうかです。
この二つの指標は、一見無関係なようで相反する要素を持っているので、語るは簡単ですが、両立させるのは至難の業です。
仕事を通してこれらを両立せしめて初めて「顧客満足創出企業」の一員を名乗れるのです。
有名な故人の言葉を拝借させていただきますが、 成功の三条件として「素直、プラス発想、勉強好き」は当社においても、普遍の原則であると考えております。
「素直」とは、否定せず、こだわりを持たず、ありのままを受け入れること。
「プラス発想」とは、順境のときにはプラス思考の人も多いかと思いますが、大事なことは、逆境のときにもプラス発想ができること。
「勉強好き」とは、興味関心を持つ心。自ら新しいことを学ぶ習慣を持っていること。
この3つが身に付いていない人は成長できませんし、あらゆる技術や、営業スキルもこの姿勢なしには 一過性にものとなってしまいます。それから、「知識」と「知恵」。私たちは技術サービスをベースに仕事をしている以上、裏付けとなる知識を身に着けることは当然だと考えております。その上で、どのようにしたら物事を実現できるかという知恵が肝要です。
その秘密は、成長をしっかりと評価する風土にあります。
きむらパソコンでは、上昇志向を持った社員を必ず評価します。
もう少しリアルな言い方をすれば、役職を与えます。責任ある仕事を任せます。裁量を持たせます。
しかしそれは理想の社内政治を好き勝手に行わせるためではなく、皆で同じ目標に向かって共同体としてより成長するために、新たなアイデアを取り入れ続けるためです。
絶えず顧客満足に真面目に向き合える人材が、企業の利益とお客様の利益を両立させる為に頭を捻る事こそが、企業繁栄の礎だと確信しているためです。
大手資本の会社と違い、地域密着型の会社だからこそ、早くから責任ある仕事を任せる事ができ、その重みで人は成長します。